オーストラリア留学
フィリピン留学とオーストラリア留学ではレベルの基準が異なります。
フィリピン留学を経てからオーストラリアへ行く学生が、
最初に少しおろそかに考えるかもしれない部分です。
オーストラリア留学では、レベルがかなり重要です。
なぜならレベルは単に実力を区分するだけではなく、
レベルによって教える授業内容や方式が異なり、それが各学校の特色となるのです。
そして、最初のレベルテストでレベルが決まると、
それ以降に学校や先生が判断してレベルの調整をしてくれることはありません。
フィリピン留学にもレベルがありますが、オーストラリア留学とは基準が異なります。
日本からオーストラリア留学へ直接来た場合は、
「このようにレベルによって教える授業内容や方式が異なるのが当たり前」
と思うので適応するのが早いです。
しかし、フィリピン留学をした人は既に外国で勉強した経験もあるので、
適応しにくいことがあります。
もしフィリピン留学で文法の勉強をしておらず、
オーストラリアでスピーキングよりも文法中心の学校に入ったと仮定します。
そうすると、
「私はスピーキングが優れているから授業時間に他の学生よりも上手に話すことができれば、
先生がレベルをあげてくれるだろう」と考えてしまいますがそれは間違いです。
もちろん、その気持ちがモチベーションになって授業を頑張ることができます。
しかし、2~4週間が過ぎても先生から反応がなければ、自分も知らないうちに疲れてしまいます。
文法中心の学校は、授業時間にどれだけ上手に話せたとしても、
先生が「あなたは英語が上手だから、来週から一段階高いレベルで勉強しましょう」
という言葉はかけてくれません。
これはスピーキング中心の学校でも同じであり、
「授業時間に上手に話したら先生が判断してレベルを上げてくれるだろう」と考えるのは間違いです。
その理由は様々ありますが、この学生は他の学生よりも話すことが上手でも、
このクラスで満足して勉強しているだろうと、あえてレベルアップという気遣いはしません。
もっと極端に他の学生より優れていたり、授業時間がその学生中心になると判断されたりしたら
レベルアップするかもしれませんが、単に他の学生より話せるということだけではそうはなりません。
スピーキング中心の学校であっても、放課後に先生と相談してください。
ほとんどの学校で、学生からレベルアップの相談がなければ、レベルアップすることはありません。
フィリピン留学後にオーストラリア留学する学生のレベルに関することを要約します。
1)、フィリピン留学の時に日記を書いて、その時に出てくる文法は完璧に勉強しておきましょう。
日記を書くときは、現在、過去、未来、
過去進行、現在進行、現在完了を使用する習慣をつけてください。
2)、フィリピン留学で文法を勉強をせず、3~4ヵ月のオーストラリア留学ならば、
スピーキング中心の学校へ行きましょう。
3)、フィリピン留学で文法の勉強ができなくて、オーストラリアで文法中心の学校を選び、
スピーキングと文法の能力にかなり差がある場合は、レベルアップを要請しましょう。
4)レベルアップは自分が先生と相談して要請するものであり、
「授業時間に上手に話せば、先生が判断してレベルを上げてくれるだろう」と思わないでください。