オーストラリアのワーキングホリデーは長所だけではありません。
オーストラリアのワーキングホリデーの長所と短所
今回はオーストラリアのワーキングホリデーについて詳しく見てみましょう!
オーストラリアのワーキングホリデーの長所
① ワーキングホリデービザの定員制限がない
オーストラリアはワーキングホリデービザに人数制限を設けていません。
カナダやイギリス、アイルランドは1年間に
ワーキングホリデーをする人数に制限をかけています。
そのためビザを申請しても、申請が通らない場合があります
② ビザ申請の時期制限がない
オーストラリアのワーキングホリデービザは、申請する時期も制限がありません。
他国は申請期間を設けていますが、オーストラリアは期間がないため
年中いつでも申請することができます。そのため申請後すぐにビザを獲得でき、
申請から2~3週間以内に出国することも可能です。
③ 仕事先が豊富
オーストラリアは他の国に比べて仕事が多いです。
都心ではレストランやカフェ、スーパーやコンビニなどで働くことが多いです。
さらに、オーストラリアでは都心から離れると、
工場や農業、リゾートなどで働くことができます。
日本人経営の仕事も多いため、英語力がない方でも
仕事を見つけることが比較的容易です。
もちろん現地の企業は英語力が必要です。
④ 給料が高い
オーストラリアは、他の国のワーキングホリデーに比べて給与水準が高いです。
オーストラリアの企業の仕事では、地域や種類により違いはありますが
時給200ドルほどもらえる仕事があります。
これは他の国の2倍ほどの水準です。
また、週末や深夜などの雇用は時給が2倍や3倍になります。
⑤ 2年間の滞在期間
ワーキングホリデービザはイギリスを除いて、1年間の滞在が許可されるビザです。
しかし、オーストラリアはセカンドビザ制度があり、
条件を満たせば合計で2年間の滞在が許可されます。
⑥比較的良好な気候
オーストラリアの気候は、極寒なことがなく比較的良いとされています。
オーストラリアは面積が大きいため各地域により気候状況は異なりますが、
どの地域でも比較的過ごしやすい気候です。
冬の時期でも氷点下になることは滅多にないですし、夏は暑いですが
ダーウィンのような低緯度の地域でも滅多に気温が35度に到達しません。
以上がオーストラリアのワーキングホリデーにおける長所です。
では次に短所について見てみましょう。
オーストラリアのワーキングホリデーの短所
① 日本人が多い
オーストラリアは上記に挙げたように利点が多いため、
多くの日本人がワーキングホリデー先として選択します。
そのため人気都市にはたくさんの日本人が生活していますので、
オーストラリアにいながらも日本人と行動をともにしてしまうことになり、
英語環境に身を置くことが難しいことがあります。
周囲の環境に流されず、英語力向上という目標を明確にして、
目的意識を常に持つことでワーキングホリデーを成功せましょう。
② 決して安くはない費用
語学学校の授業料や、宿賃、生活費などは
カナダやニュージーランドよりも多少高いです。
フィリピン留学と比較すると3倍ほどの費用が必要となります。
そのため英語レベルが初級や中級の方は、オーストラリアに
ワーキングホリデーをする前に1~2ヶ月間でも、
フィリピン留学のマンツーマンクラスでみっちりベースを作ることをお勧めします。
フィリピン留学はオーストラリアの語学学校に比べて格安ですし、
よりワーキングホリデーの成果を高めることができます。
③ 治安
オーストラリアは世界的に見ると決して治安が悪い国ではありません。
しかし、海外であるということは外国人や観光客を標的にした
犯罪に巻き込まれる可能性があります。
人影の少ない地域や道、また夜歩きは注意をする必要があります。
全体的にオーストラリア人は明るく親切な方が多いですが、
中には日本人に対して非友好的な態度を取る方がいるので
節度ある言動を心がけましょう。
以上がオーストラリアのワーキングホリデーにおける短所です。
上記に述べたオーストラリアの長所や短所はもちろん全てではないですし、
個人の目的やスキルによって変え方は異なります。
ワーキングホリデーを成功させるために自分にあった地域選びをしましょう。
ぜひご参考にしてください。
オーストラリアの主要都市
オーストラリアでのワーキングホリデーや、語学留学先の主要都市は以下の通りです。
▶シドニー
シドニーは世界三大美港に数えられており、オーストラリア経済の中心都市です。
2000年にオリンピックが開かれたこともある、世界的に有名な大都市です。
シドニーの主要地域には現代的な高層ビルが立ち並び、
ビジネスマンや観光客でにぎわっています。
娯楽街やバックパッカーが密集しているキングスクロスや、
高級住宅街やショッピングエリアのダブルベイ、
都心からそう遠くはないボンダイビーチやマンリービーチがあります。
シドニーは他にもさまざまなユニークなスポットがある都市です。
シドニーの気候は1年を通して過ごしやすいです。夏でも日本よりも涼しいです。
昼と夜では気温差があるので、夏でも1枚羽織るものがあるといいでしょう。
冬は氷点下にはなりませんが冷たい風が吹くので、ジャケットやコートが必要です。
観光で人気のブルー・マウンテンズ地域は、
市内よりも気温が低めなので、重ね着の用意をした方がいいです。
シドニーの語学学校は世界中から多くの学生が集まってくるため、日本人もたくさんいます。
そのため英語力を使わなくても日本人のコミュニティに入ることで、
生活に困ることはないかもしれません。
そして、シドニーは大都市のため物価が他の都市よりも高いです。
また多くの会社があるため雇用先も多いですし給料も高いです。
しかしシドニーで仕事をするには英語のスキルが必要なため、
十分な英語力がなければ現地企業で働くことは難しいかもしれません。
▶メルボルン
メルボルンはシドニーと並ぶオーストラリアの2大都市です。
オーストラリアの他の都市に比べてヨーロッパ調の建造物が多く、
トラムの走るおしゃれな街です。
シドニーよりも落ち着いた雰囲気があり、ゆっくりとした時間が流れる雰囲気です。
メルボルンの気候は非常に気まぐれです。
1日の中で夏の日差しのような暑い時間帯もあれば、
秋のような冷たい風が吹く時間帯もあります。
物価や給料、家賃はシドニーと同じくらい高いです。
英語力があればカフェなどの飲食店や旅行関係の仕事をして、
英語環境に身をおくことができるでしょう。
この地域には日本人が比較的少ないので、
英語環境でしっかり勉強したい方にはお勧めの都市です。
▶ブリスベン
ブリスベンは、シドニーとメルボルンに次ぐオーストラリアの第3都市です。
人口は220万人ほどで、シドニーとメルボルンの半分ほどの都市です。
ここは都会過ぎず田舎過ぎずといった地域で、半分が都会、半分が海や川などの自然です。
また、内陸部には工場や産業施設が多いため、英語力が高くはないが
現地で働きたいと思ってる方には、仕事が見つけやすいでしょう。
気候は、年中を通して暖かく冬がありません。
▶パース
パースはオーストラリア第4都市で、上記に挙げた都市とは異なり、
オーストラリアの西部に位置する都市です。
広大な西オーストラリアの州都ですが、
人口は150万人ほどと多くないため人口密度は低いです。
シドニーの大都会とは異なり、自然も多いためのんびりとした地域です。
年間を通して暖かく、夏の最高気温は30度くらいです。冬は最低気温で10度くらいです。
こちらは人口密度が低いこともあり、シドニーやブリスベンに比べると
日本人は少なく感じるでしょう。
果物や野菜を収穫する仕事が多いです。
“その他の中小都市”
▶アデレード
アデレードは南部の中央に位置し、南部オーストラリアの
中心都市で人口は110万人ほどです。
美しい町並みと治安のよさ、住みやすさから「世界で最も住みやすい都市」の
5位に2回選ばれています。
ヨーロピアンが留学することが多く、日本人の比率は少ないです。
▶ケアンズ
オーストラリアの中でも北部に位置しているため年中暖かい地域です。
ビーチが近く、グレートバリアリーフやキュランダ、パロネラパークなどが有名で
マリンアクティビティを楽します。
日本人がワーキングホリデーや旅行で訪れることの多い地域のひとつです。
▶ ️ゴールドコースト
ゴールドコーストはブリスベンと近く、また40Kmにわたるビーチが有名なため
多くの日本人がワーキングホリデーで訪れます。
そのため日本食レストランも多く、英語を使う機会は少ないかもしれませんが
仕事を見つけることができるでしょう。
▶ ️キャンベラ
オーストラリアの首都であるキャンベラはシドニーとメルボルンの中央に位置します。
日本人やアジア人があまりいないため、語学学校も多くなく、
働き先も現地企業ばかりなので英語力がなければ仕事を見つけにくい状況です。
以上がオーストラリアを代表する都市です。
ワーキングホリデーでは滞在先を1箇所に限定せず、数箇所の地域に移り住む方が多いです。
その候補の選択や、旅行先の選択にぜひ参考にしてみてください。