オーストラリア語学留学 スピーキング中心の学校とライティング中心の学校の違い
スピーキング中心の学校とライティング中心の学校の授業スタイルの違い
ライティング中心の授業スタイルと、スピーキング中心の授業スタイルの違いについて。
この内容は、私が実際にオーストラリア留学で語学学校で授業を受けた
経験をもとに、同じ授業内容を比較してみました。
この内容を見ていただければ、オーストラリアにあるライティング中心の学校と、
スピーキング中心の学校の差を理解することができるはずです。
授業の内容は、”新入生がメルボルンに来て学校に行こうとする際に、
その新入生に学校までの行き方を教えてあげる”というものです。
上記の二つの学校でこの授業をする前に先生があらかじめ、
必要ないくつかの文法や基本的な表現は全て教えてくれます。
・Where to catch it.
・how much.
・where to buy ticket.
・How long you can use ticket for.
・what you have to do with ticket.
・get off which station.
・walk how long and where.
このように、”シティでどんな交通手段を利用しなければならないか、
チケット代はいくらでそのチケットはどこで購入することができ、
有効期間はいつまでか。そして、その交通手段を利用してどの駅で降りて、
その駅からどのくらい歩いていくと学校に到着するのか”ということを、
新入生に教えてあげなければなりません。
私は、このようなほぼ同じ内容を習いましたが、
学校の特性によって学ぶ方法は180度異なりました。
★スピーキング中心の学校★
スピーキング中心の学校では、このような内容を学ぶ際、
2人がお互いのパートナーになります。
1人はA(新入生)、1人はB(現在学校に通っている学生)になります。
そして、お互いの状況に合わせてAとBの立場になって話す中で、
上記の基本文章と基本的な表現を使用しながら実際に言葉で説明します。
授業時間は30分あり、それぞれ15分ずつAとBの立場になって話すことで、
シティから学校に行くところまで説明します。
当然、会話はお互いにやり取りする形式で行われます。
A:「私はこの学校に行くのに、どうやって行けばいいのか分かりません。」
B:「その学校に行くためには、電車を利用するのがいいです。」
A:「電車はどうやって利用するの?」
B:「シティに駅があるので、そこから○番ホームで電車に乗ればいいです。」
A:「電車のチケットはいくらですか?」
B:「電車のチケットは片道30$で、そのチケットは一日中使用することができます。」
A:「電車のチケットはどこで購入しますか?」
B:「チケットは駅やコンビニで購入することができます。」
など、このような会話でお互いに話しながら授業を行います。
★ライティング中心の学校★
作文中心の学校では、このような授業をする際、
パートナーと話すことや会話は行われません。
一言で言えば、このような授業をするときにもライティングで授業をします。
授業時間に、このような内容で授業することになったら、
先生が基本的な表現を黒板に書いてくれます。
そして、およそ1時間程度、各学生は自分のノートに上記の内容を書き込み、
授業時間中はずっと文章を書かなければいけません。
授業時間の1時間の間、自分のノートに新入生に学校へ行く方法教える文章を書くのです。
“シティからその学校まで行くためには、電車やバスを利用しなければならないこと。
おそらく地下鉄を利用するのが便利だろう。 電車の場合はシティにある駅から
電車に乗れば良く、○番ホームから乗ればいいです。そして電車賃はいくらで、
チケットは駅やコンビニで購入できる。”
このような方法で、授業時間にライティングで授業が進められます。
私は個人的に、上記のすべての学校に通ってみましたが、
はっきりとどの学校がいいとは言葉にできません。
私から見ると、上記の各スタイルの学校とも長所と短所を持っているからです。
その長所と短所は、自分の留学期間、留学目的、自分の勉強スタイル、
希望する授業スタイルによってマイナスになることもあり得るし、
プラスになることもあるからです。
私の留学目的と留学期間、そして勉強スタイルから考えれば、
私にはスピーキング中心の学校がぴったりです。
そのためスピーキング中心の学校に行けば、
レベルも上がり授業も面白く感じます。
しかし逆に、私がライティング中心の学校に行くと全く適応することができず、
まともに勉強することもできません。
実際にスピーキング中心の学校が、私の勉強目的には合うので、
一度はライティング中心の学校に登録していましたが、私にあまりにも合わなく、
残りの2週間はそのまま諦めて、他の学校に移って勉強したこともあるほどです。
ぜひ、自分の留学期間、留学目的、自分の勉強スタイルなどを
良く考えて学校を選択してください。