オーストラリア留学 期間に合わせたオーストラリアの学校選択方法
スピーキング・文法・ライティング 各学校の概念まとめ
“文法/ライティング中心の学校”、”スピーキング+文法+ライティング中心の学校”、
“スピーキング中心の学校”などを考慮し学校を選択しなさいと言いたいのですが、
このような内容を文章で表現することは本当に難しいです。
その理由は、中途半端に文章で説明しようとするとご理解頂けないからです。
基本的には、地域の選択や学校選択は専門のアドバイザーに相談を受けてください。
私が相談した時に聞いた内容と、実際に経験して感じたことを書いてみます。
そしてオーストラリアエージェントのアドバイザーは、
最も正確で、かつ最新の情報を教えてくれます。
一応、”文法/ライティング中心の学校”、”スピーキング+文法+ライティング中心の学校”、
“スピーキング中心の学校”を分かりやすい例と一緒に簡単にご説明します。
1)基本的な概念を整理すると?
▶️スピーキング中心の学校
スピーキング60~70%、会話/文法/リスニング20~30%、ライティング10~20%
▶️スピーキング+文法+ライティング中心の学校
スピーキングが40~50%、会話/文法/リスニング25~35%、ライティング20~30%
▶️ライティング+文法中心の学校
作文50~60%、文法20~30%、スピーキング/リスニング10~20%
上記の”スピーキング中心の学校”と”スピーキング+文法+ライティング中心の学校”は
授業スタイルや形態に大きな違いがありません。
そして、この2つの区別が曖昧な学校もあり、レベルによって異なる学校もあるため、
その区別を気にする必要はあまりありません。
簡単にまとめると、レベルによってレベルが低い学生はスピーキング中心の学校を選び、
レベルの高い学生はスピーキング+文法+ライティングを共に学べる学校を選ぶ場合が多いです。
・”スピーキング中心の学校”は、スピーキングのための会話表現と文法を学びます。
・”ライティング+文法中心の学校”は、授業時間に作文と文法を地道に続け、
ある程度するとスピーキングが自然に出てくるようになるという授業方式です。
2)スピーキング中心とライティング/文法中心の学校は一体何が違うのか?
例をあげて説明します。
例えば学校で受動態を学ぶとします。
その場合、上記の学校の分類によって授業内容に少し違いがあります。
スピーキング中心の学校では、日常生活でよく使われる受動態を中心に
それを会話中心にして勉強します。
受動態は”is/are+pp、またはwas/were+pp”だと説明し、
基本的な受動態に関する文法を習います。
そして、これに似た内容で日常生活でよく使われる文章にし、
パートナーやグループで話す練習をします。
「このような表現で話をする時には受動態の表現をしなければいけない。」
ということを学び、その受動態の表現を実際に話すことで練習をします。
ライティング/文法中心の学校は、is/are+pp、was/were+ppだけでなく、
is/are being+pp、was/were+pp、was/were being+pp、have/has being+pp、
had been+pp、will be+pp、will have been+pp、going to be+ppまで学びます。
単にis/are+pp、was/were+ppだけなら、ACTIVE(能動態)とPASSIVE(受動態)に
関する違いだけを学び、それ以降はスピーキングやパートナーと会話をしながら
受動態を身につけるようになります。
しかし、is/are being+pp、was/were+pp、was/were being+pp、have/has being+pp、
had been+pp、will be+pp、will have been+pp、going to be+ppの場合、
パートナーとの会話やスピーキングで学ぶことができません。
その理由は、ACTIVE(能動態)とPASSIVE(受動態)だけでなく、各受動態の形態によって
さらに違いがあるため、直接書くことで様々な問題を解決しなければなりません。
つまりスピーキング中心の学校は、授業時間に話すことを中心に授業をし、
ライティング/文法の学校は、話すことよりは授業内容上、
仕方なく問題を解くかライティングをする場合が多いです。
そして公式的にスピーキング中心の学校、ライティングと文法中心の学校に分けられている
のではなく、このように各学校の特徴や授業内容によって自然とそうなっています。
3)それではどうして留学期間に合わせて選択するべきなのでしょうか?
3ヵ月の場合は学校で学ぶ時間がとても短いです。
日常生活では、受動態はis/are+pp、またはwas/were+ppが最も多く使用されます。
そのため短い留学期間で、最も多く使用されるものだけを学んで、
スピーキングを中心に話すことに慣れなければなりません。
そして、受動態を円滑に使えるようになれば、他のパートに移って
新しいことをさらに学ばなければなりません。
つまり深くは学ばない代わりに、短期間で各パートの基本だけをしっかり勉強し、
それを実際に話すことで、口から自然と出せるようにしなければなりません。
たとえば、3ヶ月の留学者がライティング/文法中心の学校に行って、
will have been+pp、going to be+ppなどの深いところまで学んだら、
卒業するときまでに果たしてどこまで進めるでしょうか。
最後まで学ぶことなく卒業することになります。
will have been+pp、going to be+ppまで学んでも、
短い留学期間ではきちんと理解できません。
もし、皆さんが3ヶ月の留学に来たとします。
意思表現をしようとしたときに、is/are+pp、または、was/were+pp程度が
自然と口から出るようになりたいですか?もしくは複雑な勉強をして
一言もまともに口にできないようになりたいですか?
そのため留学期間が3カ月コースの方が、ライティング/文法の学校に行くと、
様々なことを学ぶことができるまではいいですが、きちんとそれを習得できず、
何ひとつ確実に学ぶことなく卒業することになります。
ここまでの文章を読んで、もちろん違う考えを持つ方々がいらっしゃいます。
たとえば、”私は1つずつ確実に学びたい。3ヶ月の留学でも文法/ライティング中心の
学校に行きたい”と考える方もいます。
上記のように考える人もいるため、このような内容の文章を書くのは本当に難しいです。
例に挙げて説明した受動態は、ただ単に一つの例です。
受動態は、会話文法のほんの一部分ですが、その他ライティング、スピーキング、
リスニング、リーディングなどさらに大きなパートもあります。
そのため、このような多くのパートの中で3ヵ月では
いくつかのパートしか学ぶことができません。
もしパート1から10までのトピックで例えるなら、パート3までしか学べず
卒業することになります。
そして、4~10までのトピックは何も学んでいないため、全く分かりません。
英語が単純に計算で解決できる数学なら、数字のみ使用することもできるものも、
英語は言語であるので1~10まで知ってこそ使うことができます。
そのため、あえてパート1の深くまで学ばず、3ヵ月間で1、2、3、4~10まで、
基本的な英語表現だけを中心に、実生活で使用できる英語を学ぶという意味です。
例えば、3ヵ月間名詞だけを習っても一言も話すことができません。
3ヵ月間、普通名詞、固有名詞、集合名詞などだけを習っても
会話もできないという意味です。
つまり3ヶ月間は動詞、名詞、形容詞など英語の基本となる文法だけを勉強し、
実生活で使える英語を学ぼうという意味です。
反対に、9ヶ月の留学者がスピーキング中心の学校に行けば、is/are+pp、または、
was/were+ppを絶えず繰り返して学びます。
反復して一度や二度の繰り返しを9ヵ月以上続けてみてください。
卒業する時には、話すことは上手になっていると思いますが、
9ヶ月間勉強した人に比べて得るものは少ないという意味です。
4)オーストラリアでは文法/ライティングを中心に教える学校の認知度があり、日本でもそのような学校の方が有名です
その理由は、ここで説明します。
オーストラリアに来るとシェアハウスやその他通学路によって、
当然他の学校に通っている人と接することになります。
そして自然と学校の話も出て、お互いの学校で学ぶ内容を話します。
このような場合、もしスピーキング中心の学校に通う人なら当然「自分も学校で
受動態を習ったが、is/are+pp、または、was/were+ppぐらいだ。」と言います。
そうなると、ライティング/文法中心の学校に通う学生なら、
当然自分の学校授業方式とは違うと感じます。
「自分の学校で学ぶ時には、受動態にis/are being+pp、was/were+pp、
was/were being+pp、have/has being+pp、had been+pp、will be+pp、
will have been+pp、going to be+ppまで学んだ」と言います。
それを聞いて皆さんは何を考えますか?
当然、ライティング/文法中心の学校がいいと思いますよね。
理由としては、授業料は同じように支払っていても、文法/ライティング中心の学校では、
スピーキング中心の学校では学べない内容を学べるからです。
そして、”ライティング/文法中心の学校(ある特定の学校)の場合は、自分の学校では
学べないことまで勉強できる”と噂になって”ある特定の学校は、体系的かつ
システムが良い学校だ”という話が出ます。
しかし、この全ては同じです。
スピーキング中心の学校に通った学生の場合は、is/are+pp、またはwas/were+ppに
ついては、寝ている間に寝言に出てくるほど練習します。
そのため、受動態の文章の場合は自然に出てきます。
しかし複雑にいろいろ学んだ学生の場合は、受動態について知っている知識は多いですが、
そのうちの1つを、自信を持って話すことは難しいです。
そのため、留学期間、留学の目的に沿って語学学校を選択しなければなりません。
また、単に良い学校、有名な学校を選択するのではなく、
そのような学校よりも自分に合った学校を選択しなければなりません。
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