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なぜ西洋人の割合を重視するのですか?


 

オーストラリアの学校を選択する際に、規模、施設、授業スタイル、学校の雰囲気、

人数、システム、カリキュラムよりも、西洋人の比率を重視する人もいます。

そして、初めてオーストラリア語学留学を準備する人たちは、

西洋人が多い学校を希望する場合が多いです。

そのような場合、単に学校のホームページに出ている

学校全体の西洋人学生の割合を見て検討します。

もちろん、その割合は公式的にほとんど合っています。

しかし実際には、私たちが考えている割合とは異なることがあります。

例として、日本人20%、韓国人20%、西洋人60%という学校を仮定します。

その場合、“この学校は、西洋人が3分の2なので授業定員が15人の授業の場合、

西洋人が9~10人になる”と思っている方たちが多いです。

 


西洋人はほとんどがケンブリッジコース?


 

一言でいうと、それは勘違いです。

西洋人の割合が60%だとしても、実際に同じクラスで授業をすることが

できる確率は、30~40%ぐらいでしかありません。

つまり、西洋人が60%の学校であっても、結局、同じクラスで授業をする割合は、

日本人4~5人、韓国人4~5人、西洋人4~5人です。

オーストラリアで西洋人の割合が60%なら、西洋人の割合は高いですが、

実際に一緒に授業をする割合は、20~30%と思わなければなりません。

その理由は、選択する英語のコースが異なるからです。

日本人、韓国人の場合は、ほとんどが“一般英語コース”(General English)であり、

西洋人の場合は、ほとんどが“ケンブリッジコース”なのです。

 

そもそも、勉強するコース自体が異なります。

 

コース自体が違うというのは、同じ学校で勉強しても

同じクラスで勉強するのではないという意味でもあります。

一般英語コース場合、Beginner、Elementary、Pre-Intermediate、Intermediate、

Upper- Intermediate、Advancedに分けられます。

ケンブリッジコースの場合も、FCE(中級)、CAE(中上級)、

CPE(上級)の3段階に分かれています。

このように、コース自体が完全に違います。

また、レベル別に各コースが分かれています。

ケンブリッジコースはインターネットを見ると、

どんなコースなのか簡単に分かるとおもいます。

アメリカの大学に入学する場合その多くはTOEFLの点数を提出します。

しかしヨーロッパの場合は、TOEFLの点数の代わりに、

ケンブリッジの点数を提出しなければなりません。

簡単に言うと、TOEFLのようにヨーロッパの大学に

入学する際に提出する点数と似ています。

そのため非英語圏の西洋人たちの場合、そのほとんどが

ケンブリッジコースを受講する場合が多いです。

ケンブリッジコースの場合も、授業はリーディング、ライティング、リスニング、

スピーキングの授業が行われるため、一般英語コースと変わらないからです。

 

そして一般英語コースとケンブリッジコースの学生は、一緒に授業をすることもなく、

ほとんどの学校の場合、勉強する建物が異なり同じ建物で勉強するにしても、

フロアが異なる場合がほとんどです。

 

西洋人は、学校にいくら多くても割合は少なくとも60%なので、

一緒に授業を受けられないのなら登下校時に顔を合わせる程度です。

西洋人が多い学校を選択する際には、これらのことを事前に理解して選択してください。

これらの情報は、“西洋人が多い学校選択したが、なぜ私は、西洋人と同じクラスに

ならないのか?”という疑問を持つ方たちがいるため書いています。

 

そして、西洋人50%~60%(この割合は西洋人の割合が高い学校)の学校に行っても、

少なくとも20%以上はケンブリッジコースを選択します。

そのため、実際に感じる西洋人の比率は30~40%程度です。

そして少なくともその10%の学生たちは、普通アドヴァンスやアッパーレベルを受講します。

そのため結局、10~30%の学生がビギナー、エレメンタリー、プレインターミディエイト、

インターミディエイトのレベルに分布されます。

したがって西洋人が多い学校に行っても、エレメンタリー、プレインターミディエイトの

レベルは、自分の受講するコースに3~4人の西洋人がいれば

最も多い割合だということができます。

ほとんどのエレメンタリー、プレインターミディエイトのレベルには、

0人または1~2人程度の西洋人しかいません。

 

そのためオーストラリア語学留学の際、いくら学校の西洋人の割合が高いとしても、

本人のレベルが低ければ、クラス内の西洋人の割合が多くないため、

英語の勉強を基礎から熱心に勉強するほうが重要です。